どっかの部ログ

引退まであと数日。これまでの４年半のテニス経験から、「強さ」について書こうと思う。

「強い」/「上手い」、「弱い」/「下手」
部活でよく飛び交う言葉だけど、両者の性質は全く違う。

平たく言うと、上手くても試合には勝てない。下手でも試合に勝てる、だね。

「上手い」っていうのは、（入るか入らないは別として、）１つ１つのショットのクオリティが高いってこと。で、「強い」っていうのは、ショットが下手でフォームが悪くても、相手より多くポイントが取れるってこと。

まあ、どっちが好きかって話。みんなから「上手い」って言われたいか、純粋に試合に勝ちたいか。

強い人は、試合に勝てるけど、見た目の華やかさは少ない。Ｋ屋とかＫ村はめちゃくちゃ上手い。けど、試合であの球はめったに見ない。Ｎ野さん（先代）はただグリグリこすってるだけ。でも打点はベースラインで取らされる。つまり強い。違いが分かるかな？

おれは負けず嫌いで試合に負けたくなかったし、コーチもそういう人（日本５９位）だったから、「速くても確率の低いショット」とか、「入るとやカッコいいけど試合じゃまず打たないドロップショット」とかは、ほとんど中３の終わりに置いてきた。理由は、勝ちたいから。確かに入ると気持ちいいんだけど、勝てないでしょ。

ここで、試合に勝つためのテクニックを。

①振ったりして相手の弱点を見つけ出す。
②自分のショットでそこを攻め立てる。

大きくはこれだけ。おれは大体これで勝てるんだけど、たまに、「ショットが入らない！」っていう時がある。このときに重要なのが、自分の悪い癖を見つけておくこと。テニスノート作れっていうのもこのため。おれは、今この瞬間でも、ストロークが入らない時の原因が５個はパッと出る。

その悪い癖のどれが原因かを見つけて、多くても２ポイント以内に修正する。これができない人は、平気で２連続ダフォとかしたりする。「調子が悪い」これを言う人は軽蔑する。これを言うやつには絶対負けたくない。ってか負けるとは思わない。なぜなら、自分の悪い癖を修正出来ないから。原因が、「調子」だと思い込んでる。

そもそも調子って何だ？普段入る球が入らないのはどこかが悪いに決まってんじゃん。と、該当者に言いたい。

ミスの原因をいかに早く見つけ出して直すか。これが出来る人は強い。

その他にも、確率の高い球を打てる、とか、絶対にあきらめない、とかあるけど、やっぱり、強い人と弱い人の分かれ目は、「試合中の修正能力」だとおれは思う。６ゲームしかない中で、相手じゃなく自分のフォームに気を使う時間なんて、そんなにないんだから。

長くなったけど、これを読んでなるほどった人は、少なからずプレーヤーとして高みに近づけると思う。

まだまだ試合において重要なポイントあるんだけど、これは、知りたい人がもしいたら直接５４Ｒに聞きに来て。そもそも読者がものすごく少ないと思うけど。

引退試合４回戦、試合に出れずに負けて残念だったけど、おれらの分もみんな頑張って。
　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　２００８～２００９副部長

強い人の条件
この条件をみたせばあなたは強くなれます!!!


・球をとにかく一球でも多く打とうとする(≒テニスが好き)
・一球一球考えている
・一球への集中力が高い
・一球を大切にする(諦めないし球だしとかの球を無駄にしない)
・速い球も緩い球も打てる(下級生とか速いのを打とうと躍起になりやすいけど、それはよくない)
・↑これと関連してラリーが続けられる
・サーブの球種を使い分けられる(2ndサーブがしっかり打てる)
・ボレーやロブなど、コートを広く使える
・試合の組み立てが上手い
・部活によく来る


などまぁまだまだあるだろう






楽天オープン準優勝のミカエル・ユーズニーが持つ珍記録:テニス界きってのビッグサーバー、イボ・カルロビッチからサービスエースをとられなかった試合がある

イボ・カルロビッチが持つ、一試合のサービスエースの本数記録:55本
↑ちなみにこの試合、カルロビッチは負けている